Androidでパスワード管理アプリの乗り換えがカンタンに

AndroidがOSレベルでパスワードとパスキーを別のパスワード管理アプリへ移行できる仕組みを導入。CSV書き出し不要で、承認タップだけで数秒で完了します。

✓ 検証済み 出典 Google official announcement (first-party), corroborated by TechCrunch, 9to5Google and Ars Technica ⚑ Android

60秒でわかる

Androidでパスワードとパスキーを別のパスワード管理アプリへ、CSVを使わずに移行できるようになりました。

要点

  • GoogleがOSレベルの移行フローを導入し、システムが2つの管理アプリ間のデータ受け渡しを仲介します。
  • パスワードだけでなくパスキーも移行可能。パスキーはこれまで移行手段がありませんでした。
  • Googleパスワードマネージャー、1Password、Bitwarden、Dashlaneがローンチ時点で対応し、Android 8以降で利用できます。

結論. 実用的な便利さであり、乗り換えの自由を広げる小さな一歩。ただ対応アプリはまだ少ないので、移行前に乗り換え先が対応しているか確認を。

Androidに、パスワードとパスキーを別のパスワード管理アプリへ移行できるOSレベルの仕組みが登場しました。CSVの書き出しも、プレーンテキストのファイルも不要です。新しい管理アプリを開き、旧アプリからインポートを選べば、Androidが連携を仲介し、数タップで移行が完了します。Googleパスワードマネージャー、1Password、Bitwarden、Dashlaneが対応し、Android 8以降で利用できます。

従来の方法乗り換えが面倒だった理由

これまでパスワードの移行は、暗号化されていないCSVファイルに書き出してから新しいアプリへ読み込む作業でした。パスキーはさらに深刻で、移行手段がなく、乗り換えるたびにすべてのサイトで作り直す必要がありました。

3ステップ新しい移行の流れ

  • 1. 新しい管理アプリを開き、「別のプロバイダーからパスワードとパスキーをインポート・コピー」を選択。アプリがAndroidに処理を引き継ぎます。
  • 2. Androidが端末上のパスワード管理アプリを自動検出し、インポート元の候補を表示します。
  • 3. 続行をタップし、旧アプリ側で内容を確認して承認すると、数秒でデータが移ります。

対応アプリローンチ時点の対応

GoogleパスワードマネージャーGoogle純正。インポート機能が標準で組み込まれている。
1Passwordローンチ時点で対応。
Bitwarden Password Managerローンチ時点で対応。
Dashlaneローンチ時点で対応。

今後パートナーは増える見込みです。9to5Googleの報道によると、Credential ManagerのCredentials Transfer APIに対応すれば他社も参加できます(Google公式の発表にAPI名の記載はありません)。

ロックインと露出の低減なぜ重要か

CSV移行はロックインの梃子であると同時に、暗号化されていないファイルを端末に置くというリスクでもありました。パスキーは事実上、特定アプリへの囲い込みでした。OSレベルの移行はその両方を解消します。Googleの言葉を借りれば、自分に合ったセキュリティツールを選ぶ自由です。

4ローンチ時点で対応する管理アプリ(今後も追加予定)
Android 8+対応デバイス(Google発表)
数秒承認後の移行時間の目安
最高のロックイン対策は、意識しなくても済む仕組みだ。

ユーザー向け今できること

乗り換えを先延ばしにしてきた人にとって、移行はもはや数分のタップ操作です。ただし、データがすべて移ったことを確認するまでは旧アプリを残しておきましょう。対応アプリのリストはまだ短いので、乗り換え先が対応しているか先に確認してください。