ドイツの限定配送路に無人トラック
EinrideとLidlは、運転席のない車両が許可された倉庫―店舗間で配送を始めたと発表しました。全国での自由走行を意味しません。
60秒でわかる
EinrideとLidlは、ドイツの許可された公道区間で運転席のないトラックが配送中だと発表しました。
要点
- 両社は車内に人がいないと説明し、自動走行を限定条件のSAEレベル4としています。
- 現在は倉庫と店舗を結ぶ区間で、複数地点への拡大は計画段階です。
- ロイターは導入を報じましたが、許可原本と性能数値は本記事で独立に検証していません。
結論. 構想から運行への前進ですが、拡大と安全性には検証可能な長期データが必要です。
9月15日、EinrideとLidlは、運転席のない貨物車両がドイツの公道を使い、Lidlの倉庫と店舗の間で商品を輸送していると発表しました。ロイターも導入を別途報じています。ただし対象は決まった区間であり、無人トラックが全国どこでも走れるというニュースではありません。
実際に走っている範囲
両社によれば車両には運転席も運転手も車内の安全監督者もなく、Lidlの倉庫・配送センターと店舗を結びます。自動運転機能はSAEレベル4と説明されています。これは定められた運行条件での自動走行を指し、あらゆる道路や天候への対応を証明する区分ではありません。発表はKBAがこの公道運行を認めたとしています。
固定区間を選ぶ理由
倉庫と店舗を繰り返し結ぶ仕事は、行き先が変わり続ける輸送網より計画と観察が容易です。ただし発表には第三者が検証できる累計距離、介入の頻度、実際の輸送量は示されていません。許可された運行と、人間の運転より安全だという比較実証は別の話です。
拡大はまだ構想
両社は複数店舗を回る配送ループへの延伸を目指し、Schwarzグループ内で追加導入を協議しています。全国規模の網が完成したわけではありません。Lidlは物流への導入を段階的に検証すると説明し、Einrideは運転手不足や安定供給を理由に挙げていますが、効果の規模は示していません。
稼働する一本の区間は進展です。拡張性と安全性の独立した実測はこれからです。
次に確認すべきなのは許可の条件、長期的な運行実績、安全上の事象、配送一回当たりの費用です。道路利用者にとってもレベル4は運行範囲に条件がある分類であり、すべての道路が無人貨物輸送に対応済みという宣言ではありません。