# 保存料と高血圧、フランスの追跡研究が示した関連

> フランスの大規模コホートで複数の食品保存料と高血圧の発症に関連が見られましたが、原因と証明されたわけではありません。

_Source: European Heart Journal NutriNet-Santé cohort paper, independently cross-checked with ScienceDaily's September 20 report; associations are observational, not causal · 2026-09-20 · 5 min read · Verified against primary sources_

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## 60秒でわかる

フランスの大規模追跡研究で一部の保存料と高血圧が関連しましたが、原因とは証明されていません。

**要点**

- 112,395人を対象に、追跡期間の中央値は7.9年でした。
- 個別の保存料８種類に、多重検定補正後も高血圧との関連が見られました。
- ハザード比は集団間の比較であり、個人の絶対的な発症確率ではありません。

**結論.** 食事全体と血圧管理を重視し、単一の成分が病気の原因と決めつけないことが重要です。

## 本文

フランスの観察研究で、一部の食品保存料の摂取量が多い人ほど、その後の高血圧発症が多いという関連が見つかりました。添加物が病気を起こしたと証明されたわけではなく、服薬をやめる根拠にもなりません。


### 何を調べたのか

NutriNet-Santé の解析対象はフランスのボランティア112,395人です。繰り返し記録された食事内容と商品の銘柄を成分データなどに照らして摂取量を推定しました。追跡期間の中央値は7.9年で、新規の高血圧5,544件と心血管イベント2,450件が記録されました。

- **112,395人** — 解析対象
- **7.9年** — 追跡期間の中央値
- **８種類** — 高血圧と関連した個別の保存料


### 相対リスクの読み方

複数の要因を調整した解析では、非抗酸化型保存料の摂取量が多い群と少ない群を比べると、高血圧のハザード比は1.29（95％信頼区間1.20～1.39）、心血管疾患は1.16（1.04～1.29）でした。抗酸化型保存料全体と高血圧の比は1.22（1.13～1.31）です。これは集団間の相対的な比較で、個人の発症確率が29％という意味ではありません。

比較的多く摂取されていた17種類のうち、８種類は多重検定の補正後にも高血圧との関連がありました。ソルビン酸カリウム、ピロ亜硫酸カリウム、亜硝酸ナトリウム、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、エリソルビン酸ナトリウム、クエン酸、ローズマリー抽出物です。名前が挙がったこと自体は通常の摂取量の有害性を証明しません。


### 原因とは言えない理由

保存料の摂取量が異なる人は、食事全体や生活習慣、もとの健康状態も異なり得ます。統計的な調整でも交絡を完全には除けません。食事記録の誤差や製品配合の変化もあります。参加者はフランス在住で女性が多く、他の集団への一般化にも注意が必要です。

> **⚑ Caveat:** 観察研究の関連は因果関係を示しません。特定の添加物を除けば病気を予防できるという試験結果ではなく、研究者も追加の実験と検証を求めています。


### 生活への落とし込み

８つの名称を禁止リストにするより、食事全体の質を考えることが大切です。可能なら加工度の低い食品を選び、血圧や個人の心血管リスクは医療者に相談してください。


## Primary sources

- [European Heart Journal: NutriNet-Santé cohort study, DOI 10.1093/eurheartj/ehag308](https://doi.org/10.1093/eurheartj/ehag308)
- [ScienceDaily: European Society of Cardiology report, September 20](https://www.sciencedaily.com/releases/2026/09/260920031905.htm)

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