Google、Flash 3連発——まず値下げ、Gemini 4 はもう仕込み中

Gemini 3.6 Flash と 3.5 Flash-Lite が本日登場。低価格化とベンチマーク大幅向上(いずれも Google 自己申告)——そして最大のニュースは、Gemini 4 の事前学習が静かに始まっていたこと。

✓ 検証済み 出典 Google announcement via 9to5Google (vendor-reported benchmarks) ⚑ モデルリリース

60秒でわかる

Google が廉価 Gemini モデルを3つ同時投入——3.6 Flash、3.5 Flash-Lite、限定提供の Flash Cyber——し、Gemini 4 の事前学習開始を認めた。

要点

  • 3.6 Flash:出力トークン17%減(自己申告)、$1.50/$7.50 per 100万、知識カットオフは2026年3月に更新
  • 3.5 Flash-Lite:$0.30/$2.50 per 100万。前世代フルサイズ 3 Flash を上回ると Google は主張
  • Flash Cyber は脆弱性の発見と修正が専門——政府・信頼パートナー限定パイロット
  • ベンチマークはすべて Google の自己申告。3.5 Pro はパートナーテスト継続中

結論. 自己申告値が検証に耐えるなら、実のある値下げと効率化——だが本当のヘッドラインは一文だけ:Gemini 4 の事前学習が始まった。

何が出たかFlash 3モデルと、ひとつの大きな予告

誰もが Gemini 3.5 Pro を待つ中、Google はまず小型モデル陣を刷新しました。Gemini 3.6 Flash(日常の主力。より省トークンで安く)、Gemini 3.5 Flash-Lite(高スループット帯)、そして Gemini 3.5 Flash Cyber(厳格に管理されたセキュリティ特化型)。同時に Google は、Gemini 4 の事前学習がすでに始まったことを認めました。

Gemini 3.6 Flash売りは効率、知能ではない

3.6 Flash の中心的な主張は「より少なく、同じだけこなす」。3.5 Flash 比で出力トークン17%削減(Artificial Analysis 指数)、複数ステップ作業での推論ステップとツール呼び出しも削減。エージェント用途ではこれが核心の数字です——途中の一歩一歩に課金される以上、回り道しないモデルは二重に安い。価格も100万入力1.5ドル・出力7.5ドルへ引き下げ(従来の出力は9ドル)。

-17%出力トークン(3.5 Flash 比・自己申告)
$7.50100万出力トークンあたり(旧 $9)
49%DeepSWE コーディング(旧 37%)
2026年3月新しい知識カットオフ(旧 2025年1月)

能力面では、不要なコード編集や実行ループが減った「より精密な」コーディングを Google は報告しています。DeepSWE は37%→49%、ML エンジニアリングの MLE Bench は49.7%→63.9%、ナレッジワーク(GDPval-AA)は1349→1421、OSWorld-Verified の PC 操作は78.4%→83%。最も地味で最も体感が大きい変化は、知識カットオフが2025年1月→2026年3月へ14か月分前進したことでしょう。

Google の「品質対トークン消費」チャート——効率の主張を一枚で。
Google の「品質対トークン消費」チャート——効率の主張を一枚で。 · Google via 9to5Google

Gemini 3.5 Flash-Lite廉価帯が「昨日のミドル帯」に追いついた

Flash-Lite の持ち場は高スループット・低遅延——エージェント検索や大量文書処理——で、価格は100万入力0.3ドル・出力2.5ドル。3月世代の 3.1 Flash-Lite との比較で Google が示す向上幅は大きい:

Terminal-Bench 2.1(エージェントコーディング)54% 対 31%
GDM-MRCR v2(長文コンテキスト)72.2% 対 60.1%
GDPval-AA v2(実務タスク)1140 対 642
価格(入力 / 出力、100万あたり)$0.30 / $2.50

より示唆的なのは、この Lite が前世代のフルサイズ Gemini 3 Flash を上回ったという主張——SWE-Bench Pro 54.2%対49.6%、OSWorld-Verified 74.0%対65.1%。独立テストで裏づけられれば、「能力が価格の階段を駆け下りる」速さの教科書的な実例です。

Gemini 3.5 Flash Cyberセキュリティ専門家、あえて鎖つき

異色なのが Flash Cyber。コードのセキュリティ脆弱性を大規模に検出・検証・修正するための特化型で、Google の CodeMender ツールは複数の Cyber エージェントを束ねて動きます。Google は「最前線の防御者に先手を」と説明しますが、提供は政府と信頼パートナー限定の小規模パイロット。脆弱性を安く掘れるモデルは本質的に諸刃の剣であり、抑制的な展開はそれを Google が理解している証拠です。

この先小型モデルが稼ぎ、Gemini 4 は窯の中

Gemini 3.6 Flash と 3.5 Flash-Lite は本日から Gemini アプリで利用可能、Flash-Lite は検索にも展開予定。開発者は Google Antigravity、AI Studio、Android Studio から利用できます。Gemini 3.5 Pro は引き続き「パートナーとテスト中」で「準備でき次第」提供。そして発表全体で最も重い一文——DeepMind は過去最も野心的な事前学習を Gemini 4 に向けて開始したとのことです。

トークン効率こそエージェントの実コスト——そして記憶に残るニュースは、Gemini 4 についてのあの一文だけだ。